アフター【after】(英)とは後(あと)の、後(のち)の、などの意を表す副詞。
ただし、一般的に飲食店で用いられる場合、
食事の後に提供されるドリンク類およびデザート類のことを指して「アフター」と呼びます。
このため、各種専門レストラン、ファミリーレストランなど食事提供に順序が求められる業態でよく使用する用語です。
■用例
「アフターの準備お願いします。」「○卓アフター行ってますか?」
意:前者は「食後に出す予定のドリンクの準備をお願いします。」、後者は「○卓の食後の飲み物はもう提供されていますか?」の意で用いたもの。
尚、食後提供を意味するAfterに対し、食事の前に提供する場合のドリンク類をBefore(ビフォア)、
食事と同タイミングで提供する場合のドリンク類をWith(単にウィズと言わずウィズドリンクと言う場合も)と呼び、
アフター、ビフォア、ウィズを提供するタイミングで使い分けて用います。
ただし、お客様に対し「こちらのお飲み物はアフターでよろしいですか?」などお客様に対しては用いることはしないのが一般的。
あくまでお客様には「こちらのお飲み物は食後にお持ちしてよろしいですか?」と尋ね、オーダー後業務内で管理する際に用いるものです。
ビフォア、ウィズがお客様から要望された場合(例:子供向けメニューのドリンク提供)の提供タイミングであることが多い、
ややイレギュラーであるのに対し、アフターは基本的な提供タイミングであるため、その性格上、使用頻度は高いと考えられます。
また、POSレジなどを導入している店舗など、各種オーダー端末などを利用している場合、
印字されるオーダー伝票には、afterのイニシャル「A」のみが印字されることも多く、同様の場合にはBeforeは「B」、withは「W」と印字されます。
この場合、上記ビフォア、ウィズがややイレギュラーなタイミングである理由から「A」に対し「B」「W」は白抜きで印字されるなど、
提供ミスを防ぐための注意を喚起する処理がなされている場合があります。