飲食店の開業に必要になる資金は、お店の業態、規模、場所などによってその額はまったく異なりますが、実際に開業する多くの方はご自身で蓄えてこられた自己資金などに加え、金融機関などからの創業融資を受けて調達しています。
制度内容や融資比率などによって借り入れることができる金額は変わってきますが、必要になる開業資金の2/3を金融機関から調達しての開業が平均的ですので、自己資金は残り1/3を目安に蓄えておくとよいでしょう。
ただし、開業してもすぐに経営が軌道に乗るとは限りません。忘れがちになることもありますが、経営が軌道に乗るまでの間の生活費を貯蓄、捻出する準備を頭に入れておきましょう。
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資金の調達以外に準備しておきたいことを挙げるとすれば、「お店の構想を練ること」「情報を集めること」できれば「経験を積むこと」の3つです。
飲食店を開業するにあたり、思いつきや行き当たりばったりで出店すれば失敗するリスクは格段に高まります。どんなお店にしたいのか?どんな商品を提供したいのか?など、具体的に構想を練ることで、大切な開業資金を無駄なく活用して理想とするお店作りを目指せます。少しずつ構想をまとめておくとよいでしょう。
また、構想のヒントを得るうえでも、出店を予定している地域のお店、自分のイメージに近いお店、いろいろな業態のお店、流行っているお店の情報を集めてみましょう。実際に利用するだけでなく、周辺を歩いてみるだけでも、調査ポイントを押さえて足を運べば飲食店経営に必要な情報を数多く入手できることでしょう。
これまで勤めていた会社を既に退職されていて開業を目指す場合には、飲食店で経験を積むことをおすすめしています。異業種で勤務されていた実務未経験の方は、飲食店の業務を実体験できますし、経験者の方でも別の店舗で働くことで、他の店のオペレーションや数値管理の方法などのノウハウを学ぶことができます。収入を得られるため自己資金を増やせるというメリットもありますが、開店準備に専念する前にしかできない経験ですので、それまでに考えてみるとよいでしょう。
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